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アイシェ・エルクメン

1949年トルコ生まれ、イスタンブール及びベルリン在住。トルコを代表する現代アーティスト。2011年ヴェニス・ビエンナーレのトルコ館では、会場内に自らつくった複雑な浄水システムを置き、その中を観客が歩けるようにした。1997年に参加したミュンスター彫刻プロジェクトでは、教会の使用を希望するも許可が下りず、その教会の上空で、近隣の美術館から借用した15〜17世紀の彫刻作品をヘリコプターから吊るして舞わせた。日本では2003年、大阪CASOでの企画グループ展に参加、2006年には越後妻有トリエンナーレに参加している。

クリスティーナ・ベルニング

1984年ドイツ生まれ、同地在住。ミュンスター芸術アカデミーでヘンク・フィシュに師事、その後2011年にGWK Art Awardを受賞、2012にはグレーベン芸術協会で個展を開催。 2011年、ドイツのマルタ・ヘアフォルト美術館で開催された二人展では高い評価を受け、その展示内容は「No More Illusions」というタイトルのカタログにまとめられている。

ヘンク・フィシュ

1950年オランダ、アイントホーヘン生まれ。同地在住。最初の夢は指揮者になることだったが、9歳でこれをあきらめ、その後役者、作曲家、建築家等、様々な職業を志す。1980年、彫刻家になることを決意。最初の作品は560cmの橋で、現在クレラー=ミューラー美術館(オッテルロ、オランダ)のコレクションに加えられている。ヴェニス・ビエンナーレ(1988)、ドクメンタ9(1992)をはじめ、数々の展覧会に出品。近年は西沢立衛建築による森山邸での展示(2006)や、伊東豊雄設計によるシンガポールVivoCity(2006)や北京(2009)でのパブリックアートプロジェクトに参加するなどアジアでも活躍の場を広げており、オランダを代表するアーティストとして世界的な評価が定着している。2012年、オランダのアメルスフォールト美術館で開催された回顧展は大好評を博した。

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