Gallery Show : グレゴール・シュナイダー
ワコウ・ワークス・オブ・アートでは2024年9月27日から11月16日までグレゴール・シュナイダーの作品をご紹介するGallery Show(常設展)を開催いたします。※常設展のため会期は変更になる場合がございます。
大規模な空間インスタレーションで知られるドイツの現代アーティスト、グレゴール・シュナイダーを紹介する常設展を開催。ナチス・ドイツの宣伝大臣だったゲッベルスの生家を買い取り展開した「Unsubscribe」プロジェクトの写真作品や、インドでのプロジェクトの記録作品《it’s all Rheydt, Kolkata 2011》、メッカのカーバ神殿を1/1スケールでヴェニスのサンマルコ広場に再現しようと試みキリスト教側から拒絶されたプロジェクトのコンピュータグラフィック写真《Ka’ba Venice 2005 (Tag)》、ヴェニス・ビエンナーレで金獅子賞を受賞した際の金獅子像を大量にコピーし本物とともにすべて破壊した立体作品《Golden Lion 2001-2013》などを展示 。
グレゴール・シュナイダー
1969年ドイツ・ライト生まれ。現在、同地を拠点に活動。閉ざされた空間への尽きない興味を契機として、大掛かりな室内の改変を制作に用いながら時空の接続や断絶を想起させる数々の建築インスタレーションを発表している。12歳で制作を開始し「時間と空間は過去から未来にかけて蓄積されていく」という考えを基に、過去の記憶が残る場所を外部の時間や空間から遮断するため、ライトにある自宅の室内に断熱材と鉛を用いた壁で新しい空間をつくり続けていることでも知られる。2001 年に「死の部屋 u r」でベネチア・ビエンナーレの金獅子賞を受賞。ドイツを代表する現代美術作家として、毎年各国の美術展で作品を展示している。