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ジェームズ・ウェリング James Welling

1951年アメリカ・コネチカット州ハートフォード生まれ、LA/NY在住。カーネギーメロン大学卒業後、カリフォルニア大学で美術を学び、1974年、芸術修士号を取得。1981年にNYのメトロ・ピクチャーズで個展を開催し、C・シャーマン、S・レヴィーン、R・プリンスらと並ぶコンセプチュアル・アートの旗手として高い評価を受けた。主な表現媒体である写真作品の多くは抽象と具象、感情、郷愁、過去と現在といった要素を重層的にはらみ、個人史と写真史が交差する地点で成立している点に特徴がある。アナログやデジタル、フォトグラムやフォトショップ操作等多様な手法をもちいて制作を続ける様は本人曰く「腹話術師のよう」。欧米各国の美術館で個展が開催されており、昨年は回顧展がベルギーとオーストリアを巡回した。作品は主にニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館などに収蔵されている。

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アンドレアス・スロミンスキー Andreas Slominski

1959年ドイツ・メッペン生まれ。1986年にハンブルク美術大学を卒業し、現在ベルリンとハンブルクを拠点に活動。2004年からハンブルク美術大学で教鞭を執る。1980年代後半から日用品を模した彫刻作品や謎めいたギミックを伴うパフォーマンスの発表を続け、昨年は北欧圏初の個展がデンマークのヨルン美術館で開催されるなど、現在も数多くの展覧会が開催されている。これまで個展が開催された主な美術館には、ハンブルク現代美術館、フランクフルト現代美術館(MMK)、ドイツ・グッゲンハイム美術館、クンストハレ・チューリッヒ、ボネファンテン美術館、プラハ財団美術館などが挙げられる。1997年ミュンスター彫刻プロジェクト、2001年第1回横浜トリエンナーレ、2003年第50回ベネチア・ビエンナーレなど、国際展にも数多く参加。作品は主に、ゲント美術館(SMAK)、MMK、FRAC、バーゼル市立美術館、ロサンゼルス現代美術館、グッゲンハイムコレクションなどに収蔵されている。

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横溝 静 Shizuka Yokomizo

1966年東京生まれ、ロンドン在住。中央大学で哲学を専攻した後、ロンドン大学大学院でファインアートを専攻。写真を用いながら、 自己の存在と世界/他者の関係性をめぐる作品を制作。欧米では2003年のベニスビエンナーレを始め、テイト・モダン、PS1、ローマ 現代美術館、サンフランシスコ近代美術館、シカゴ現代美術館など、数多くの展覧会に参加してきた。国内では東京都写真美術館、 金沢21世紀美術館、森美術館などで紹介されている。2015年に国立新美術館で開催された「アーティストファイル2015」に参加。本年は1月からIZU PHOTO MUSEUMで「Forever (and again) 」展、
2月から東京都写真美術館の「第十回恵比寿映像祭」で作品が展示されている。

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