Past Exhibition

Miriam Cahn

ミリアム・カーン

lachenmüssen

​笑わなければ

2021.4.22(thu) - 7.10(sat)

事前予約制

​営業日:水–金 11:00–16:00

土:事前アポイントメントオンリー

1/2

[重要なお知らせ]

ウイルス感染拡大を防ぐためご入場時には検温・消毒のご協力と緊急時連絡先のご登録をお願いしております。連絡先のご登録は上部の黄色いボタンより非接触でご登録いただけます。鑑賞時にはマスクを着用の上、会話はご遠慮ください。恐れながらご理解賜りますようお願い申し上げます。

PRESS RELEASE 

 ワコウ・ワークス・オブ・アートではこの度2021年4月22日(木)から7月10日(土)[緊急事態を受けて当初の6月12日(土)から延長しました]まで、スイス人画家ミリアム・カーンMiriam Cahn による個展『lachenmüssen笑わなければ』を開催いたします。当画廊では2年ぶり5度目の個展です。力強い色彩と伸びやかな筆使いが特徴の油彩画15点に加え、80年代に描いた3点の水彩画も展示いたします。うち油彩5点は未発表の新作です。2019年のあいちトリエンナーレに並んだ作品も改めて展示いたします。※祝・日–火は休廊です。連休中の特別開催はございません。

 

 ミリアム・カーンは1970年代に反核運動やフェミニズムといった社会的動向に影響を受けながら、アーティストとしてキャリアをスタートしました。活動の初期には、大型の紙を床に敷きその上に木炭で描くという身体性を兼ね揃えた大型のドローイングなどを多く制作していました。当時は、グラフィティも度々描いており、1979年に描いた「My woman-ness is my publiv part(女性であることは、私のパブリックな部分だ)」というグラフィティで広く知られるようになります。以降、ドクメンタやベニス・ビエンナーレを始めとする国際展にも出品するなど、精力的に活動してきました。

 

 90年代半ばから、美術の伝統的手法と感じてこれまで描いてこなかった油彩画での制作をするようになります。カーンの描く油彩画は、全身を使って描いていたドローイングの勢いを引き継ぎながら、重層的で鮮やかな色彩で描かれています。86年のチェルノブイリ原発事故の前年から描かれるようなった水彩のシリーズに始まり、2000年代の難民問題を始めとした様々な社会問題を主題にした油彩画など、ポリティカルな問題と自らの芸術観を織り交ぜた作品を書き続けています。また、人物、植物、建築、動物、風景というモチーフを繰り返し描いており、時折その輪郭は幻想的にぼかされ抽象的な印象を鑑賞者に抱かせます。

 

 カーンの作品のなかでは私たちを取り巻く身近なものと社会的に問題とされていることとに、同じ目線が注がれています。社会全体が抱える痛みや問題と、私たちと共に生きる動植物そして人間とが、等しい価値の中で描かれるのが特徴です。厳しい視線と暖かな眼差しを同時に提示しながら人間の本質を問います。

​2019年には個展「ICH ALS MENSCH (人としての私)」がヨーロッパの3箇所の美術館を巡回したのを筆頭に、複数の大型個展が開催されて話題になりました。そして翌2020年には、前年の展覧会を踏まえて私的な内容で構成された個展

「ME AS HAPPENING」がKunsthal Charlottenborg(デンマーク)で開かれるなど今後の活動も注目されるアーティストです。

 

 また、4月22日から9月26日まで森美術館で開催される70歳以上の女性作家を特集した「アナザーエナジー展」にも参加いたします。あわせてご清覧いただければ幸いです。

 

ミリアム・カーン Miriam Cahn

1949年、バーゼル(スイス)生まれ。2020年にはクンストハレ・シャルロッテンブルク(デンマーク)、四方当代美術館(中国)で展覧会が行われた。2019年には、バーゼル美術館(スイス)、ハウス・デア・クンスト(独)、ワルシャワ近代美術館(ポーランド)の3館を巡回した「I AS HUMAN」展を筆頭に、レイナ・ソフィア(スペイン)とクンストハレ・ブレゲンツ(オーストリア)でも個展を開催。各館で作家自身が空間に合わせ作品のインストールを手がけ話題となった。国際芸術祭では、2018年第21回シドニー・ビエンナーレ(豪)、2017年ドクメンタ14(独)に参加。作品の収蔵先は、MMK Frankfurt(独)、Kunstmuseum Bonn (独)、Kunstmuseum Basel(スイス)、Tate Gallery (英)、MOMA (米)、国立国際美術館(大阪)など。

 


 ※6月より事前予約制となりました 尚、本展の開催にあたりましては新型ウイルス感染拡大防止対策として、ご入場時にメールアドレスを頂戴しております。施設内で万が一があった際は迅速にご連絡できるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。また、入場時にはマスクの着用をお願い申し上げております。混雑時には通気性を確保するため入場制限を設ける場合もございますので、ご了承いただけますようお願い申し上げます。