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フィオナ・タン

1966年、インドネシア生まれ。オランダ在住。中国人の父とオーストラリア人の母を持つ映像作家。88年からオランダに移り92年までアムステルダムのアカデミー、96年-97年に同地の国立美術学校に学ぶ。2000年、京都国立近代美術館での「STILL/MOVING 境界上のイメージ ―現代オランダの写真、フィルム、ヴィデオ」に出品。2001年ベルリン・ビエンナーレーレ、ベネチア・ビエンナーレに出品。2001年9月、横浜トリンナーレに出品予定。母国で起こった反中国人暴動によって離散した自身の家族を追うドキュメンタリー・フィルムが内外で高い評価を受ける。しばしば既存の記録フィルムを素材に用い、彼女自身が撮影した解素材に用い、彼女自身が撮影した映像とテキストを織り交ぜて新しい物語を構成する。アジアとヨーロッパで育ったタンは、自身のアンデンティティを追求する上で独自の映像言語を確立しており、現在の数多くの映像作家の中で、きわめて異彩を放っている。

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